下町ロケット⑦吉川語録「人情より上にくるもんて、何かあんの?」

今週末の「下町ロケット」は第4話。なのに、私のブログではまだ第一話。

吹っ飛んでいった前「吉川晃司応援ブログ」の休館期間が痛い(>_<)イタすぎる!

という訳で全力投球で追いつこうとしている私ですけど、全然追いついていない新「KIKKAWAの日記」なのでした。さ、がんばろ。先の続きから。

 

資金難に見舞われる佃製作所。 佃と殿村はメインバンクの白水銀行を尋ねますが、そこで見た風景は本当に悲惨なものでした。まず、融資担当柳井は「御社の技術について正式な評価をしていません」。佃たちの水素エンジンがいくら特許をとったからといって実用化の道が未知数なことを指摘し、「死蔵特許」扱い。支店長の根木に至っては佃の夢であり、世界最先端の技術であるにも関わらず「ガラクタ」扱い。20年という長年の付き合いにも関わらず、本当に佃たちが困った時に切り捨てようとします。

 

そこには「法廷で大企業であるナカシマ工業に訴えられた中小企業の佃製作所は負ける」という、実社会(銀行)の思い込みがある。どんなに素晴らしい技術を持っていても、佃たちのような中小企業の言うことは、大企業の理論の前には信じてもらえず 司法も銀行も 大企業寄りな判断をする、という厳しくも差別的な実社会の冷たさがあるのです。また、「今成功しているもの」しか評価しない。これから大きく化けるかもしれない「水素エンジン」について、長い目で見た評価をしない、という

目先ばっかり見てる

ということも、問題の一つだと思います。

 

さて、ここでふと、大ブームを起こした 「半沢直樹」を思い出します。彼は下町で頑張る人々の技術や努力を正しく評価し、応援しようという志を持って銀行員になりました。「下町ロケット」の殿村も、同じ理由で銀行員になったそう。こういう誠実な銀行マンもいる。

本来、日本の技術を担ってきた、小さくとも本物の技術力を持つ中小企業こそ、報われなくてはいけない。正しく調査する姿勢もなく、大企業の理論が正しいという世間の差別はどうなのかな、と思います。

そんな時、私は吉川語録

30、人情より上にくるものなんて、なんかあんの?

これを思い出すのです。吉川アニキが銀行員だったらよかったのに!(正しくは、帝国重工部長役です)

 

さて。皆さんに「夢」はありますか?

吉川アニキの夢は先日「下町ロケット」の番宣番組でやってましたけど、

「やっぱりこういうことをしたいなと思っていました。

ものを作って表現することと身体を動かすこと。両方ないかなって思った時に歌い手っていうかそれになろうかな~と思って30年経ちましたね。

10年間、自分の小さいスタジオあるんですが、そこでずっと生活してましたね。湿度が高くて肺にカビが生えてしまった。」

というエピソードを披露してくれた吉川アニキ。

その後、下町で頑張るオビツ製作所の社長の夢である

「先代の作った会社を引き続き続ける」という夢を聞かせて頂き、感動。

そう言えば、最近 ボクシングの亀田選手が網膜剥離の為、失明寸前で 引退を表明されましたけど、こう見てくると「夢」って人の生活や健康に大きく関わっていますよね。関わる、というか「生活そのもの=夢」、とも言える。

 

そう考えると、佃社長の「夢」をガラクタ扱いする大企業の姿勢というのは、私こう思いました。

健康で文化的な最低限度の生活を脅かすものである」

と。

この、健康で文化的・・・聞いたことないですか?そう、これは実は憲法25条で人々が平等に保証されている権利なのです。難しい言葉で言えば

生存権

キャッ。O(≧▽≦)Oミーハーブログなのに、「生存権」ですって!!?

いえ、笑い事ではありません。これは、日頃意識していないだけで、立派な権利であると同時に、気づかないうちに何者か、例えば「大きな権力」によって脅かされる性質のものかも知れません。

 

今、私の近所のスーパーの店頭では三陸産のカツオが売られています。

宮城産のアジやぶりが並べられています。

こういう光景を見ると、「ああ、もう福島近海では漁が行われているんだな」と思う。だけど先日「下町ロケット」の新聞バージョンを読む為に朝日新聞を買った所、そこには福島近海の漁師さんのご苦労話が掲載されていて、驚かされます。まだ全然通常の漁は再開されていないらしいのです。

漁師さんにとっての生活=夢、はまだきちんと保証されていないんだな。

そう、気づかされました。

 

皆さんは、夢を見る環境がきちんと保証されていますか?

改めて、「下町ロケット」と新聞から気づいたことでした。

 

ちなみに・・・肺にカビが生えた吉川アニキですけどね。これは「何者かによって侵害された生存権」では、ないですね?ご自分で好きに夢を追う中で起きちゃった、

肺のカビ・・・・。

・・・。

肺の、カビ・・・。

 

さ、(笑)今日も一日頑張りましょう!

 

ではまた