下町ロケット⑰第5話「結論ありきテストに対する対処法」

ようやくドラマに追いついたこのブログ(´・ω・`)。フウ~ッ。

これからは落ち着いてドラマを丁寧に追えるかな?(笑)

・・・ということで、昨夜の第5話を最初から順に見て行きたいと思います。

「ポスト財前」を狙う帝国重工の富山。

 

 

違う。こんなに爽やかではありません。ドラマではこちら↓

 

目が死んでいる!

まさか吉川晃司VS阿部寛の「どっちが長く瞬きしないか対決」に参加して少しでも有利なように「半眼」にしているのかは、わかりませんが。

吉川晃司さん曰く「死んだ目をしている富山」は本当でした。そして富山はこの目が象徴しているように、本当に悪い奴です。

どう悪い奴かというと、

「結論ありきの商品テスト」をするから。

しかし人間は馬鹿ではありません。私は周囲の3名で、世の中の「結論ありきの事柄」について語った所、3名共が「あれは形だけのテスト」と見抜いていました。

そのように、財前部長も第4話で

「落とすための為のテストはするなよ」

といい、佃社長も原作で「悪意としか思えないんだ。予定調和というか。粗探しして落とすためのテストだったんじゃないのか」と見抜いている!

 

こういう理不尽なテストに対し、さて国民はどう対処すればいいのか?

ドラマではその回答を何度もくれました。演技を通して・・・。つまり結論は

①分裂をやめて、一丸となって闘うこと。

これは、佃製作所内の技術部(担当部署が違う埜村と真野も分裂はよくない)と営業部(その中でも分裂はよくない)のいざこざはやめて、一致団結すること。

②多くの人が参加すること。

これは、徹夜でテスト対策に奔走する佃製作所内の皆を、事務の女性までもが夜食を作ったりして一丸となって一人でも多くの人が参加していました。

・・・以上の2点から、佃たちは見事にテストをクリアーして帝国重工へ部品供給の道が開けた訳ですね。

 

「結論ありき」は本当に相手を馬鹿にしています。そういうことが嫌いな吉川アニキは極力「やらせ」はしない人だと私は信じています。ええ、無人島ロケでガチでやって熱中症で手が動かなくなったように。(急遽、塩飴と水を差し入れされていた)。

  

さて、話は戻り、ここへくるまで佃は「国産ロケットが無理なら例え外国産ロケットになってでも、搭載出来る日が来るまで待つ!」とまで富山に言い放ちます。 

お?国産ロケットと言えば・・・?

つい先日 純国産飛行機MRJ三菱リージョナルジェット)が初飛行に成功。「下町ロケット」の日記にも書かれるほどでした。

この事業開発からなんと10年かかって、初飛行の夢を叶えたのですね。

 

佃の「夢」は白水銀行からは「叶うのがいつになるのか分からないガラクタ」呼ばわりされ、富山からも「いつになるのか、いくらになるのか分からないビジネスに掛けると仰るんですか?(原作より)」と、皆から「いつ叶うのか分からない夢」呼ばわりされます。でも、佃の「夢」に似た「MRJ初飛行」の「夢」は現実に叶いました。

 

下町ロケット」には

「物事は近視眼的に見るのではなく、長い目で見ることが大切だよ」

というメッセージがあるんだと思います。

 

今は「スピード」「早いこと」が重視されます。仕事でも何でも・・・。朝日新聞に「星空にかざすと星座の説明が出てくる機能のスマホのアプリ」のようなものを紹介していて、「なんて便利な世の中になったんだ!」と思う反面、

スピード時代ってどうなのか?と思う気持ちも正直、ある。

吉川アニキが以前携帯マイトリでクイズを出していました。その答えを「ネットですぐ調べれば簡単に分かる」といって、時間をかけて実体験を通して調べたりすることが少なくなったことを嘆いていたように思います。第3話でも「機械より手仕事だといったん立ち止まって考えられるから、そこがいいんだ」と佃社長は言っていました。殿村も事あるごとに

「10年先の佃製作所にとって本当にいいのはどちらの選択肢ですか?」

と言います。

 

今日の新聞で、記者さんが新聞離れを嘆いていたけれど、日々のニュースもスマホでちょっと調べればそれでいいと思う風潮がある。新聞みたいに、読んでじっくり考えるということをしなくなった人が多いんだと思います。それが新聞離れに繋がっているんじゃないかな~と思う。(もちろん①お金がかかる②読む時間がない、という新聞離れの理由も、実感として皆から感じる)

 

じゃあ、解決法は??

・・・分かりません。(またかよ、ガクッ)

 

話がどんどんそれていきました。

それにしてもスマホを操作する吉川アニキの手は、何だかぎこちなかったね(笑)

ではまた