メディアミックス「1つにまとまる難しさ・その他の話題」

土日は朝日新聞を買う日。何故なら今話題のドラマ「下町ロケット」と新聞がメディアミックスとしてコラボレーションしているから。

 

ということで新聞を読みました。ふむふむ、今日の話題は「組織が1つにまとまる難しさ」ですね。

分断していた中国と台湾がこの度66年ぶりに会談をしたらしい。

簡単に言うと「どっちが本当の中国の代表なのか」ということらしく、中国は台湾を中国に統一したい模様。対して台湾はこのまま別々の政権が統治する、今のままでいいです、ということのよう。

 

これ、今日本で起こっている「維新の会」の問題と全く同じようですね。「どっちがホントの維新の会ですか?」という問題。現政権寄りの橋本氏率いる方と、いや、野党は野党でまとまりましょう、という松野代表。

 

ん?同じような問題は「民主党」にもありますね。(もう、詳しく忘れちゃったけど細野さんと岡田さんの意見が食い違っていた。民主党独自路線でいくのか、他の野党と再編するのか、ってな話だったように思う)

 

下町ロケット」の佃製作所も、1つの船でありながら違う意見が対立しています。

帝国重工に対し、技術系は「バルブシステムの特許は渡さないし、使用契約もしない。部品供給をお願いする!」対して、営業系は「俺たちの生活の安泰の為に、ここは部品供給の危険な道じゃなく、使用契約で継続的にお金が欲しい!」(いきなり話は2・3話が混同しています、ごめん)

帝国重工の財前部長(吉川氏)はその「佃製作所内のゴタゴタ」を突いてこようとする。そこから切り崩してこようとする。

 

私たち国民は野党のゴタゴタをみて、「あらら~」と思っているけど、人間というのは愚かなものですね。自分もそのようなことをつい、していたりする。佃製作所内部のゴタゴタをみて「どっちの気持ちも分かる」と思ったりする。

 

ドラマはこのように現実社会を映し出している!このリアルさが面白いし、共感出来る所だし、反省材料になります!

遠くからみた私たちが一つ言えることは「早くまとまった方が身の為ですよ」ということですね。自戒の意味も込めて・・・。

 

それから「下町ロケット」と新聞記事を読んで、現代社会とドラマを当てはめて考えてみたところ~。

TPPの表現方法についてです。私は北海道新聞を読んでおり、農業が基幹産業の北海道はTPPの書き方も我が事のように書く事が多いです。アメリカのジャーナリストの堤未果さんの記事をちょこっと取り入れている所は、アメリカからの視点で書かれているけどほとんどは道内から見たTPPの書き方。これは佃製作所で言えば佃社長に一から色々教えたといわれる「津野さん」的見方と同じだな、と。津野さんは根っからの佃社員なので、最初こそ「社長、もう、開発費にこれ以上お金を掛けるのはやめてください!」と言っていたけど、徐々に技術系の山崎の熱意にほだされている。あくまでベタベタの佃目線。

 

対して朝日新聞は佃製作所で言えば「殿村」的見方と言えそう。殿村は銀行から出向してきているし、金融のプロの目で見ているのでベタベタの佃目線ではなく 一歩引いた冷静な目を持っていると思うんですよね。演じる談春さんはそれを「女性目線を持つので最初は殿村に違和感があった」と仰っています。私は殿村が違う業界(銀行)出身で、多くの会社を銀行員として見てきたことが 根っからのベタベタ佃社員とは違う目線を持つことに繋がったと思うのです。

 

北海道新聞と立場が違う朝日新聞はアメリカから見たTPPの記事を上げている。いつも道新を購読している私からすると、そこは新鮮でした。

道新、朝日新聞両方にそれぞれの良さがありますね。

 

吉川晃司さんは川村カオリさんの最後のライブの際、確かマネージャーさんをカオリさんにつけていますよね。いったん自分のアクセルミュージックエンターテイメントを離れ、違う環境で勉強してくることが、結果として広い視野を持つことにつながるんだ、と言って・・・。

さり気なく「違う目線」を取り入れている吉川アニキはさすがだな、と思いました。

 

では