下町ロケット⑱第5話「真野の叫び」
(本日3つめの記事)
お次のシーンは、会社を裏切って不良品をわざと収めた真野と佃社長との会話。
真野は「夢を壊したのは社長じゃないですか。海のものとも山のものともつかない研究には金も人も投入して、、、、俺たちは(主流の小型エンジンなどの)開発をしたくても制約ばっかりの環境で・・・夢を持てっていう方がおかしいでしょう!」
真野↑はこの方です。
確かに・・・。真野は現実をよくみています。
さて、今日は割と暖かい日でしたが 着々と紅葉は進み 冬が近づいているのを感じます。冬になると吉川晃司さんは温泉に行ったりするのかなあ?昨年?一昨年?は温泉にリフレッシュにいって「これがまた浴衣が似合わないんだな~」とマイトリに写メを出してくれたっけ??
温泉と言えば南は九州の大分別府温泉なんかは鬼がいて面白いし、↓湯布院も女性に大人気。(湯布院は人生で一番多く行ったかも?)
吉川アニキが先日ロケで行った霧島温泉↓もある。
熊本の阿蘇の「久住高原ステージ」の露天の見晴らしは抜群ですし、↓これ
(写真の女性は私ではありません)」
北海道にも素敵な温泉はいっぱい。
「北の国から」のロケの、知床のセセキ温泉↓にも行ったな。
なぜ九州と北海道をご紹介したかと言うと、この地方の火山が先日朝日新聞に取り上げられていたから。
日本は温泉大国である!
・・・これを利用しないと・・・疲れには。というお話でした。いや、実際どうなのかな~と思いまして・・・。
水素水をお供にした方がいいのかな?
勉強不足でありました。
第5話、まだまだ続きます~。
下町ロケット⑰第5話「結論ありきテストに対する対処法」
ようやくドラマに追いついたこのブログ(´・ω・`)。フウ~ッ。
これからは落ち着いてドラマを丁寧に追えるかな?(笑)
・・・ということで、昨夜の第5話を最初から順に見て行きたいと思います。
「ポスト財前」を狙う帝国重工の富山。
違う。こんなに爽やかではありません。ドラマではこちら↓
目が死んでいる!
まさか吉川晃司VS阿部寛の「どっちが長く瞬きしないか対決」に参加して少しでも有利なように「半眼」にしているのかは、わかりませんが。
吉川晃司さん曰く「死んだ目をしている富山」は本当でした。そして富山はこの目が象徴しているように、本当に悪い奴です。
どう悪い奴かというと、
「結論ありきの商品テスト」をするから。
しかし人間は馬鹿ではありません。私は周囲の3名で、世の中の「結論ありきの事柄」について語った所、3名共が「あれは形だけのテスト」と見抜いていました。
そのように、財前部長も第4話で
「落とすための為のテストはするなよ」
といい、佃社長も原作で「悪意としか思えないんだ。予定調和というか。粗探しして落とすためのテストだったんじゃないのか」と見抜いている!
こういう理不尽なテストに対し、さて国民はどう対処すればいいのか?
ドラマではその回答を何度もくれました。演技を通して・・・。つまり結論は
①分裂をやめて、一丸となって闘うこと。
これは、佃製作所内の技術部(担当部署が違う埜村と真野も分裂はよくない)と営業部(その中でも分裂はよくない)のいざこざはやめて、一致団結すること。
②多くの人が参加すること。
これは、徹夜でテスト対策に奔走する佃製作所内の皆を、事務の女性までもが夜食を作ったりして一丸となって一人でも多くの人が参加していました。
・・・以上の2点から、佃たちは見事にテストをクリアーして帝国重工へ部品供給の道が開けた訳ですね。
「結論ありき」は本当に相手を馬鹿にしています。そういうことが嫌いな吉川アニキは極力「やらせ」はしない人だと私は信じています。ええ、無人島ロケでガチでやって熱中症で手が動かなくなったように。(急遽、塩飴と水を差し入れされていた)。
さて、話は戻り、ここへくるまで佃は「国産ロケットが無理なら例え外国産ロケットになってでも、搭載出来る日が来るまで待つ!」とまで富山に言い放ちます。
お?国産ロケットと言えば・・・?
つい先日 純国産飛行機MRJ(三菱リージョナルジェット)が初飛行に成功。「下町ロケット」の日記にも書かれるほどでした。
この事業は開発からなんと10年かかって、初飛行の夢を叶えたのですね。
佃の「夢」は白水銀行からは「叶うのがいつになるのか分からないガラクタ」呼ばわりされ、富山からも「いつになるのか、いくらになるのか分からないビジネスに掛けると仰るんですか?(原作より)」と、皆から「いつ叶うのか分からない夢」呼ばわりされます。でも、佃の「夢」に似た「MRJ初飛行」の「夢」は現実に叶いました。
「下町ロケット」には
「物事は近視眼的に見るのではなく、長い目で見ることが大切だよ」
というメッセージがあるんだと思います。
今は「スピード」「早いこと」が重視されます。仕事でも何でも・・・。朝日新聞に「星空にかざすと星座の説明が出てくる機能のスマホのアプリ」のようなものを紹介していて、「なんて便利な世の中になったんだ!」と思う反面、
スピード時代ってどうなのか?と思う気持ちも正直、ある。
吉川アニキが以前携帯マイトリでクイズを出していました。その答えを「ネットですぐ調べれば簡単に分かる」といって、時間をかけて実体験を通して調べたりすることが少なくなったことを嘆いていたように思います。第3話でも「機械より手仕事だといったん立ち止まって考えられるから、そこがいいんだ」と佃社長は言っていました。殿村も事あるごとに
「10年先の佃製作所にとって本当にいいのはどちらの選択肢ですか?」
と言います。
今日の新聞で、記者さんが新聞離れを嘆いていたけれど、日々のニュースもスマホでちょっと調べればそれでいいと思う風潮がある。新聞みたいに、読んでじっくり考えるということをしなくなった人が多いんだと思います。それが新聞離れに繋がっているんじゃないかな~と思う。(もちろん①お金がかかる②読む時間がない、という新聞離れの理由も、実感として皆から感じる)
じゃあ、解決法は??
・・・分かりません。(またかよ、ガクッ)
話がどんどんそれていきました。
それにしてもスマホを操作する吉川アニキの手は、何だかぎこちなかったね(笑)
ではまた
ご冥福をお祈り致します
今朝ネットニュースで阿藤快さんの昨日の訃報を知り、本当に驚きました。
このブログでも弁護士の会で阿藤さん演じる田辺弁護士のことを書かせて頂き「でも実は一番心に残ったのは 阿藤さんの最後の捨て台詞、
「わたしゃね、金にもならない(佃製作所の顧問弁護士を)(佃の)父とのよしみで仕方なくやってきたんだよ。
他に(弁護を)引き受けてくれる所なんて どこにもないからね。
そのつもりでいなさいよ。後で泣きついてきても
もう遅いかんね!!」
・・・この捨て台詞が一番心に残った、と書かせて頂いてました。
阿藤さんは演技派で、どこかコケティッシュな雰囲気がいい役者さんだな~と思っていたので、この役の最後の台詞は お人柄と合っていて、ドラマにいい味を付け足してくれているなあと思っていたものですが、その演技が阿藤さんの最後のお姿になるなんて・・・。
正直、今まで阿藤さんについてはそれ以外はほとんど存じ上げない。(教師びんびん物語は見ていたけど)のに、最後の演技についてこうやってブログを書かせて頂いたのも何かの縁だな~としみじみ・・・。
人生で出会う人は限られていて、ほんのちょっとの触れ合いしかない人もいるけど、その中の一人に阿藤さんがいて下さったことは 不思議なご縁を感じます。
ロケットが飛ぶシーンを見た時、成功することは原作で知っていたので 飛ぶこと自体に感動はなかったけど、ロケットを見つめる役者さんたちの顔をみて、これまでの紆余曲折を思い出し、色々あったな~、バルブの研究経費を捻出することに反対されたり色々あったけどそれを乗り越えてここまできたんだな~という感慨深さはありました。
そういう感慨深さが役者さんみんなの顔に出ていたし、下町ロケット日誌をみてきて 徹夜で皆さんが頑張る様子を写真で拝見していたので そういう観点から ちょっと涙、というのはありました。
ストーリーの内容については追って書かせて頂きますね。
まずは阿藤快さん、最後の演技で楽しませて頂き、本当にありがとうございました。
ご冥福を遠くから、お祈りさせて頂きます。
下町ロケット⑯第4話「全責任は私が取る!」番宣
(本日3つめの記事)
「全責任は私が取る!」
かっちょよく言い放った財前部長。
悪い人→いい人、への転換は第3話のラストの方。佃製作所の物づくりへの真摯な姿勢と本物の技術力を目の当たりしてから。そう言えば「リアル佃製作所」が今月の「女性自身」で特集されてたよ↓
通巻2703号
2015年11月24日号
2015年11月10日発売
特別定価:400円(税込み)
表紙モデル:中居正広/草薙剛/香取慎吾
2015年11月24日号 目次
秘めていた闘病4年8カ月
「娘のため、そして自分のため5度の手術を」
初告白 生稲晃子
「3度の乳がん」そして乳房再建
独占証言
田畑智子"自殺未遂"騒動で隠した
「深夜の路上殴打」「早朝の錯乱」
■羽生結弦 凍らせた松岡修造"状況無視"熱コール
■タモリ フジテレビへの怒"絶縁"宣言どうして!?
■勸玄クン 「2歳舞台デビュー」海老蔵"一家総出"奔走実況
■観月ありさ 8千万円バリ挙式、BIGBANGも列席!
■道端ジェシカ 新婚なのに……外国人社長と腕組みデート
「サプライズショー」激笑30分&楽屋裏を独占公開
中居正広[神トーク]自虐ネタ劇場
『下町ロケット』
i 杉良太郎「撮り直し!!」恐怖の2日間
ii "リアル阿部寛"支える女たちルポ
『あさが来た』
あさチャンは"反戦"運動家だった!
川崎希 あ~悲劇「新築豪邸の壁割れた!」
松居一代も…有名人宅8軒「欠陥住宅」被害報告書!
そのライフハック ホントに便利!?
徹底検証35ハック
お皿でプチトマト一気切り、ビールで服の色止めetc
●史上「最高級ピザ」試食会へご招待宅配ピザ30年史
●家飲みおつまみ1カ月カレンダー
●カニカマで豪華ディナー8
●老化促進、角膜破壊…本当は怖い電磁波過敏症
●リウマチ、高血圧…スリランカ治癒旅
●インフルエンザよく利く予防接種
がん死亡率11年連続1位
青森県の「やってはイケない習慣」10
今週の「ねこ自身」旅情編
フーテンの猫さん
ご成婚前後に「陛下宛てにしたためられた2通の文書」
美智子さま25歳のラブレター
「女性自身」では杉様のエキストラへの気合の様子が読めます。必見!
さて、上司と部下との板挟み?!でサンドイッチがへチャげた状態の吉川晃司さん。
そういえば昨日の新聞(北海道新聞)では「虎やライオンがいなくなった」と書いてあって、どういうことかというと 周囲と闘いながら 自身の想いを貫く気概のある政治家が少なくなったね~というお話。まるで社内で自身の想いを貫く財前部長みたいな人、という所か?
と、聞いて思い出すのは 先日の安全保障政策で 党内誰ひとりとして異論を唱えずし~んと羊さんだらけだった中、ただ一人がお~と吠えた村上氏。
それから「一人牛歩」をした山本太郎議員も。
さて、牛歩、ときたら???
牛歩
↓
牛
↓
牛乳
↓
ヨーグルト
↓
「スター・ウォーズ」ヨーグルト発売 森永から期間限定
2015年10月31日23時19分
・・・「下町ロケット」風に、連想ゲームで番宣してみました!
さて、いよいよ佃の部品を搭載したロケットは飛ぶのか?
今夜9時半~楽しみです。
番宣頑張ってるけどまだガウディ40ページしか読めていない私。
ついていけるか心配なのであった。
下町ロケット⑮第4話「俺たちの給与を上げろ!」
フランスで昨日、イスラム国ISによるテロがあり多くの方が犠牲になりました。
本当に恐ろしい。フランス国民の間では、シリア空爆に参加することに対しもちろん賛否両論あったと思いますが、こうなると負の連鎖の恐ろしさに身が凍る思いがします。
一国の行いは、内部で賛否両論あろうとも、その一国の態度と取られてしまう。靖国神社参拝が首相一人の行動であっても それが日本国民全員の意思であるかのように諸外国に思われてしまうように・・・
サラリーマンの辛さもそこにあるでしょう。自分の責任でなくても会社のバッチをつけて仕事をする以上、「申し訳ありませんでした」と頭を下げなくてはならない。心の中では「自分のせいではない」と思っていたとしても・・・。
佃製作所で、帝国重工に部品供給出来るか否かの、第4話のテスト。そこで、部品供給に反対する真野は 会社を裏切って不良品を納品するという反逆を起こします。その心は、部品供給によって手柄を取るのは、同じ技術部内でも自分たちの部署でない、というやっかみもあるでしょうし、第3話で江原が叫んだように「佃社長は訴訟の和解で入った52億を俺たちの給料に還元してくれていない!俺たちは満足する給料をもらっていない」 という不満もあるのかと思います。
それが会社への反逆となってしまった。しかし帝国重工からすると、それは「佃という会社全体の責任である」と捉えても当然です。
ところで昨年頃から、「トリクルダウン」という言葉が流行りました。まず大企業が儲け、その「利益」は「涙が滴るように」中小企業へ落ちていく、というものです。
佃製作所では、この「社内トリクルダウン」が上手く出来ていなかった。佃社長は例え56億が手に入っても、「そうは言ってもまだ明日どうなるか分からない」状況であることから、社員にそれを給与として還元することができないのです。
娘の梨奈に「儲かったんだったら、倒産しそうな友達の会社に1億貸してよ」と言われても、その不安から貸すことをしない。梨奈に「お父さんは自分さえ良ければそれでいいんでしょう!」と言われてしまう訳です。
そんな時、今日の朝日新聞をみて知りました。アイルランドでは来年から「特許で上げた企業の所得には、税率をわずか6・25%にする」、ということを。
新聞には先進国の法人税(法人税=企業が国に納める税金のこと) は下がる傾向にある、と書いてあります。法人税を下げ、企業に元気になってもらったり、外国企業の誘致を招くことで自国も豊かになる、という流れがあるそうです。
日本の法人税も下がる傾向にあります。しかし、法人税が下がればその分、国の税収は減る訳で、その分の補填は「消費税」となるのは今の日本を見ていて、よくわかります。
佃製作所は、仮にアイルランドのように「特許によって利益を得た分は、法人税を低くします」と優遇されたとしても 結局 社員は「消費税」で給与を取られてしまう。
真野や江原や迫田の不満は解消されることはないのです。
だから佃社長に江原があんなにも力のこもった声で
「もらって ね~よっ」
と叫んだ気持ちもわかります。
このようにドラマってリアル社会と似ていて面白いですね。
新聞とのメディアミックスで更に楽しませて頂いています。
所で吉川晃司さんですけど、水球部では連帯責任をよく取らされたようです。一人のせいで何度でも同じことをやらされる。そこで彼の「協調性」ができたのでしょうね。
ああ見えて、吉川アニキは協調性があるのです。
では、また
下町ロケット⑭第4話「就職活動をする皆様へ」
「下町ロケット第4話」、ここでは「帝国重工による佃製作所の部品供給が自社にとって適正か否かのテスト」が描かれます。
この回の大きなテーマは何か、一言で言えば
「お互いに、相手が相応しいかどうかの見極めの場である」
ということに尽きます。
ここ最近、就職活動の時期が前倒しになっているというニュースをよく聞きます。
第4話を見て、私の就職活動の頃のことを思い出しました。
時は就職氷河期。団塊ジュニアと呼ばれた私の世代はまさに「ゆりかごから墓場まで」の競争を強いられる、厳しい世代です。
ですので、出来るだけ多くのエントリーシートを書いては送り(当時はまだ手書きでした)まずは志望するしないに関わらず、出来るだけ沢山の企業を受験して 本命企業に備えることが良いとされました。
思い出すのは対照的な2社です。
某有名コンピュータ会社にまずエントリーシートを送りました。エントリーシートとはご存知のようにその段階で既に審査の第一とされており、志望動機などをチェックされるものですが その会社のそれには「志望動機蘭」がなく、住所、氏名と出身大学を書く程度のものでした。なんとそこで私は書類審査落ち。「それは出身大学で切られたんでしょ」と思われるかも知れませんが、違うのです。私と一緒にエントリーシートを送った、某超一流大学の友達までもが 書類審査で落ちたのです。(ちなみにエントリーシートは、すごく細かい字で志望動機を力いっぱい書いてやると、書類審査で落ちることはまず滅多にありませんでした、私の経験上)
私と友達は愚痴りました。「あ~あ~、あの会社 有名な大企業だけど 最初から全く人を採用する気がないね。本当に失礼な会社!」
そうです、
顔が見えないからといって何をやってもいいという問題ではない!
また、顔を見せたからと言って 人の揚げ足を取るようなふざけた面接をするものでもありません!
せっかく意気揚々と頑張っている学生に対し、その気持ちに水を掛けるように揚げ足を取り、イヤミを言うような人は、吉川アニキ曰く
「他にすることがない人なんじゃないかな、と思いますね」(ファンクラブ会報より)
吉川アニキが言うように、ご自分の人生を謳歌している面接官は、決してこのような人として間違った態度をとらないものだと思いますし、このコンピュータ会社の方々はきっと年下の若い女性をイビるお局さんのような人生を送っておられるのではないかと思います。
そんな失礼極まりない会社のある一方、某企業の 面接官がこんなことをおっしゃいました。
「僕たち企業はあなたたち学生を選ぶのと同時に、あなたたち学生は僕たちにとって大切なお客様でもあります。だから今後も僕らの企業に対し、いいイメージを持ってもらう為にも、僕たちは君たちに嫌な想いをさせたくはないです」
どうです?この台詞。これは紛れもない実話です。私はこの、クリーム色のスーツを着てビシッと髪型を整えた、今までとはちょっと違う雰囲気のこの面接官の印象を、あれから20年近くたった今も鮮明に覚えています。(その面接官が朝日新聞を取りなさいというので、私は母にいって朝日新聞に一時期変えたくらいです。余談ですけど・・・)
それほど この台詞は当時、ひたすら「選ばれる側」であった弱者の立場の私にとって目からウロコと言っても良いくらい、強い インパクトを与えたのです。
それは「弱者だからといって、卑屈になるな」という面接官のメッセージとも受け取れます。中小企業である佃製作所の若手社員が大企業帝国重工を前に
「どうせ俺たちは中小企業だよ」、そして佃社長自身でさえ「俺たちは卑屈になっていたのかも知れないな」と言いました。 けれど、就職も仕事も、
お互いに選び、選ばれる立場
であることを忘れてはいけないと思います。
ちなみにこの会社で私は最終面接までいきました。一緒に受けた超一流大学の友達は、2次面接で落ちました。このことから、例え一流大学でなくても卑屈になることはない、と学生さんたちに私はお伝え出来ると思います。吉川アニキは高校中退(超進学校ではある)ですけど、あんなに立派な人生を送ってらっしゃいますし・・・。
そして私は最終面接で大失態をやらかし、どうせ落ちるんですけど。
ま、それはどうでもいいとして・・・。
ですから殿村の台詞は痛快でした。
「何か勘違いされてませんか、田村さん。うちも帝国を評価してるんですよ。もし仮に正確な判断が出来ない会社なら、うちとしても付き合うわけにいかない。
分かってないのはあなたたちだ。
(略)そんな態度ではうちの方からお断りします。ましてやうちの大事な特許をあずけることなど、到底できません!!」
そうです、かつて白水銀行に突きつけてやったように
「お付き合いを、お断りさせて頂きます」
です。
私と友達も先のコンピュータ会社にそう言ってやりました。勿論、面と向かってではなく、そこらの「カフェで」ですけど・・・o ̄∇ ̄o)♪
その後、佃製作所の若手社員は「プライド」を掛けて審査を乗り切ります。
私たち視聴者は、このような佃たちの姿勢から
どんなに大企業が相手であっても 決して卑屈にならず プライドを忘れない
ということを教えられました。
現実社会に生きていると、上のコンピュータ会社や帝国重工のような人を小馬鹿にした態度の人々に出会うことが多くあると思います。
そんな日々の中、日曜の夜に「下町ロケット」を見ると、佃たちが沢山の勇気を与えてくれます。
さあ、このような審査を経て 結局帝国重工は、その後財前部長の手助けもあり、 佃 製作所からの部品供給の道を検討することになっていきます。
・・・・ところで?吉川アニキは就職活動をされたこときっとないですよね?
デビューしてすぐブレイク。私たち庶民のような苦い経験をせずに済むなんて
本当に神に愛された、選ばれし「大スター」は違うな・・・。本当に羨ましい・・・。
と思った次第。
ではまた
下町ロケット⑬第3話「子供の習い事」
子供の習い事は、世のお母さん方の関心事の大きな一つでしょう。
私もよく「子供にこれを習わせようと思うんだけど、どう思う?」と友人に聞かれます。
そんな時、私は以前本で読んだ話を友達にします。それは
「神経系(走る・飛ぶとか)の運動の発達は小学生の頃まで。中学生は筋力や持久力の強化に適している」と。
つまり、様々な運動の効果はそれに適した年代から始めるのがよい、というもの。
小学生にいくらマラソンをさせた所で、吉川晃司さんのような「人並み外れた肺活量」は出来上がらないけど中学生なら適している、と。
すると、友達は
「じゃあ、バレエはどうかな?」っと聞きます。
「そうね~、バレエやゴルフやピアノは骨がしっかり形成される7歳以降がいい、って本に書いてあったよ」というと、友達は納得。
事実、3歳から本格的にバレエを習った別の友達は、何と!くるぶしの骨が2つあるのです。それはちょっと奇妙な足になっていて、本人も私のさっきの話をしてあげると「だから私のくるぶしはこんな風になったんだ・・・」と納得しています。
吉川アニキはそう言えば、娘さんに舞踊を習わせていて「将来は女優かな?」ってにんまりしていたとか?ああ見えて、意外にも家庭的なお父さんなんだと想像します。(女性ファンの皆さんは、もう、ある意味そういう「素敵なお父さん」の吉川アニキも受け入れているんだと思う。ジェラシーを感じつつも・・・。財前部長の指輪を複雑な想いで見ているママもいる一方で、「そういう家庭的な部長もいい!」と思っているママもいるはず・・・)
ところで「舞踊」は何歳からOKなのか?答えは分かりません。(ガクっ)
ただ習い事を始めるには適した年齢がある、というお話でした。
さて、「習い事」の1つであるスキー。吉川アニキはどうやら昨年からスキーを再開したような。マイトリ(mind trip=携帯ブログサイト)に書いてありました。その腕前はスキー講師資格一歩手前だったかしら?本人、「思っていた動きと実際の滑りが、映像で見るとまるで違う!」と謙遜していたけれど、あんなかっこいい人がスキー場で颯爽と滑っていたら、老若何女、目が点になって注目してしまうでしょうね。(笑)
北海道のニセコにカナダなどから移住してくる人が増えたことは数年前からよく聞くようになりましたけど、北海道新聞によると「欧州のスキーヤーが北海道に熱い視線を送るようになったのは3年ほど前から」なのだそう。更に冬季北京五輪を誘致した中国でもスキーヤーが今後かなり増える予想で、北海道のスキー場は中国人にも熱い視線を注がれているそうです。(同じく道新より)有名なリゾート施設「星のリゾートトマム」が中国企業に買収されるニュースが昨日報じられて、「おおっ!これぞ下町ロケット!」と思いました。
ようやく話が下町ロケットに繋がってきた?(笑)
第3話で佃製作所は帝国重工に提案された「特許使用契約」か、はたまた佃航平の夢である「部品供給」かの選択を迫られ、社員たちの間では揺れに揺れ動きます。
「金の心配をせず、安心して仕事がしたいって贅沢な悩みかよ」「明日どうなるか分からない状況はもう沢山なんです!」「俺たちにも家族がいて食っていかなきゃならないんです」
こういう若手社員の「夢より現実を見て、安心した生活を送りたい。会社は社長の夢を叶える私物じゃない」と思う気持ちは、多くの普通のサラリーマンが抱える普通の気持ち。
さてさて、「トマムリゾート」さんたちは今回の中国企業による買収を歓迎しているご様子。もちろんドラマとは違ってその内実は佃製作所のようなきゅうきゅうとした意味からではないのでしょうけど、こういうリアル社会の出来事をドラマとリンクして色々と想像するのも面白いな、と思いました。
他に、昨日は「農業生産法人(大規模に農業をやっている農家さん)に企業が50%以上出資出来る規制緩和がなされた」というニュースを新聞で知りました。ん?これはどこかで聞いたことがある話!そう言えば「ナカシマ工業から株式の50%を譲渡・・・」と言って佃製作所はナカシマ工業の傘下に入るか否かを、2話で迫られたのでした。
お金を出せば口を出す!
ということで、出資金を多く出してもらえばもらうほど、その農家はお金を出してくれている企業のいうことを聞かねばなりません。企業が農業経営にノウハウを入れることは良い面もあるのかも知れませんが、一方で農家からは「企業は利益が上がらなくなるとすぐ撤退し、残された農地が広大な耕作放棄地になる」と今回の規制緩和を心配しているそうです。
「ナカシマなんぞに会社を奪われてたまるかぁ~」
農家さんの場合、この佃社長の気持ちの方が合っていると言えそうですね。
以上、本日のまとめとして
子供の「習い事」は切実な悩み事で興味は持てれど、「企業買収」や「株式譲渡」など難しそうな用語には
。。。と思う忙しい世のママに対して、「下町ロケット」というドラマは
と新しい世界の扉を開いているに違いありません。
ええ、そうに 違いありません。
ということでした。
最後に・・・。
道内では、震災後、東北から避難されて来た方々に対し 毎年「子供のスキー用具をお譲りください」や「無料でお譲りします」という 情報が流れます。道内の小中学校ではスキーは授業の必須だからです。
そういう現実があることも 忘れずにいたいものですね。
ではまた